福島孝徳とチームプロトン
2010年03月14日

医療保険業界では、先進医療保障がちょっとしたブームになっており、各社先進医療の保障を相次いで発売しております。
先進医療とは、その名の通り先進的な医療行為のことであり、まだそれほど実施件数がなかったり、それを受けられる医療機関が少なく多くの人が公平にその治療を受けることが困難などで、健康保険が適用されない”自腹”の医療行為で将来は健康保険が適用になる行為の予備軍のようなものです。
厚生労働省のサイトによれば昨年3月時点で104件の先進医療があり、それらのほとんどは患者負担が50万円以下のものですが、中には300万円近くになるものも複数ございます。
そのような高額な自己負担になるような先進医療を受けた場合にその全額を保障する保険が流行っております。
さてそんな中、本日の東京出稼ぎの帰りのスーパーあずさの中で、”福島孝徳とチームプロトン”という本を読みました。
福島孝徳さんは鍵穴手術で有名な、ゴッドハンドの異名を持つ脳外科医の世界的第一人者で、色んなメディアで取り上げていますので知っている方も多いと思います。
そんな外科医が勧める陽子線(プロトン)治療について書かれた本です。
陽子線治療は一回約300万円の先進医療です。
従来の放射線治療は、がん細胞だけでなくその周辺の臓器にも悪影響を与えてしまうことが問題でしたが、陽子線治療はがんの部位だけをピンポイントで攻撃できるという画期的なもので、最近かなり注目を集めています。
ただその施設を作るには初期投資で100億もかかり、公的な研究施設以外にはなかなか普及してないそうですが、それを福島県の総合南東北病院という民間病院が導入したという画期的なストーリーを書いたのがこの本です。
今までであれば諦めるしかなかったがんが治る。舌がんで舌を全摘して食や話の楽しみを奪われたり、人工肛門などで日常生活に大変な困難を強いられるようながんが、陽子線治療によってそれまでと同じ生活が送れるようになる、という素晴らしいストーリーです。
自分ももし上記のような不測の事態になったときに是非かかりたい病院のストーリーです。
2人に1人ががんになるという現代の日本人全員にオススメの本です。
ちなみにこの陽子線治療が出来る施設は世界に30しかなく、その内の7つが日本国内にあり、さらに今年中に群馬、鹿児島、福井の3箇所に新規稼動開始するそうです。
頼もしいですね、がんが治る病気になる時代がホントに近い将来来るのかもしれません。


